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世界一環境に優しい「旅行代理店」の素敵な取り組み

 「どうせ旅をするのなら、環境に優しく『地球』をまるごと楽しめるような、学び絵旅行を計画したい」――そんなニーズに応えてくれる旅行代理店があります。

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地球をまるごと学べる、環境に優しい旅に出よう!

 2001年に設立された「Responsibility Travel (責任ある旅行社)」。2001年にイギリスで創設され、現在はアメリカにも拠点があります。設立以来同社は「環境に優しい、エシカルサステイナブルな旅」をテーマに旅行プログラムを販売し続けており、現在は6000種類もの「特別な旅」を扱っています。

 

 小さな旅行代理店の彼らが6000種類の旅を扱えるのには、理由があります。それは、地球に点在する、彼らよりももっと小さな400もの代理店と同じ志のもと、丁寧に信頼関係を築いているからです。その400社はそれぞれ、特定の場所や活動に情熱を持つ、そのエリアの専門家だったり、活動家だったりもします。

 

 400社が一つの志を束ねた、いわばコミュニティーの場がResponsibility Travel。そしてその400社がもつ現地のコミュニティ。それぞれの土地で、そこでしか出会えない人たちとの絆を大切に築いているからこそ提供できる旅には、アフリカでライオンの子供を飼育する体験、キューバを自転車で巡るもの、南アフリカで象の飼育のボランティアに参加する旅など、他の旅行代理店ではちょっと扱いがないようなものもたくさん。日本の旅も充実していて、「車いすでも安心して楽しめる日本旅行」というプログラムなどもありました。

 

 お金の流れも、フェアトレードの精神に基づいています。旅行で使われるお金が、その旅のプログラムを提供される現地の現場へと「確実に」行くようにデザインされているのはもちろん、現地の文化慣習を傷つけるような、営利優位で搾取的な運営が行われることもありません。

 

 このような取り組みだけでも素晴らしいと思うのですが、さらに素敵なのは彼らのチャリティプログラムです。旅を楽しむ経済的余裕や健康的な理由でなかなか外出できないような家庭の子供たちを支援するために、「Trip for a Trip」というプログラムがあるのです。同社では、売り上げの1%がそうした子供達への「日帰り旅行」のギフトに充てられています。

 

 プログラム開始以来、2,500人以上の子どもたちが、「特別な1日」を楽しんだと言います。彼らの活動を支援するスポンサーなどの協力も得ながら、2023年までに100万人の恵まれない子供や若者に素晴らしい一日を送ることができることを目標にしているとのこと。本当に素敵です。

 

 最後に同社の活動が分かる動画を貼っておきます。

www.youtube.com