2019-01-01から1年間の記事一覧
日本でもアマゾンが今年日本で初めて、ブラック・フライデーのセールを行うことになりました。もともとアメリカではブラック・フライデーは「感謝祭」とセットで楽しむ慣習なのですが、ブラック・フライデーの後の「ギビング・チューズデー(Giving Tuesday)…
財務省『ファイナンス』巻頭言に寄稿させていただきました。 財務省広報誌『ファイナンス』2019年11月号
「どうせ旅をするのなら、環境に優しく『地球』をまるごと楽しめるような、学び絵旅行を計画したい」――そんなニーズに応えてくれる旅行代理店があります。 地球をまるごと学べる、環境に優しい旅に出よう! 2001年に設立された「Responsibility Travel (責任…
「地球環境や社会と自分とのつながり」を小さな頃から意図的学ばせる環境作りも、現代社会には必要な要素と言えるでしょう。 教室を出て、社会を学ぼう! アメリカではそんな「学び」の一環として、『ペニーハーベスト・プログラム』と呼ばれるものがありま…
アメリカで断トツにお金持ちが多くいる地域というと、ニューヨーク州やカリフォルニアを思い浮かべるのではないでしょうか? しかしアメリカの場合、州ごとの統計をみると、お金持ちの州が社会還元や慈善寄付に積極的とは言えないようです。 興味深いランキ…
オンライン・オークションの仕組みを使い、社会還元するプログラムが人気を集めています。オークションで手に入れられるのは「非日常」。ワクワクするような特別なアイテムや経験を落札することで、誰かの役に立つというこのサービス。時代性にもマッチして…
ニューヨークに拠点をもつJetBlue航空。同社が非営利団体 First Bookとのパートナーシップで始めたのは、子供の想像力を「空高く、舞うように」刺激するという素敵な活動です。 子供にとって、本は未来への「翼」 JetBlueが行っている具体的な活動とは、低所…
ミツバチの個体減少が、世界中で問題になりはじめて久しくなりました。作物の花粉交配のための花粉媒介者・ポリネーターであるミツバチが減ってしまうことは、地球の生態系や自然環境維持にも深く関わるとして、大きく問題視されています。 蜂を守り、未来の…
アメリカにおいる春から初秋にかけての風物詩と言えば、「レモネード・スタンド」かもしれません。子供たちが自宅等の前にテーブルを設置し、何かの「目的」達成のためにレモネードを販売して資金を稼ぐというものですが、これがアメリカの子供たちにとって…
スウェーデン在住の16歳の少女が、たった一人で始めたストライキ。その後、「未来のための金曜日」と称され、日本を含む世界160ケ国に広がった若者たちの環境保護へのデモ活動の声は、ついには国連の気候変動サミットにまで到達しました。 リサイクルだけで…
欧米型・社会還元共有型マーケティングの実際を紹介! 2019年11月27日16時より、大阪・産業創造館にて、『成功企業は取り入れている!アメリカ発「コミュニティ・マーケティング」 』と題する講演を行います。お誘いあわせの上、是非みなさまお出かけくださ…
ヴィンテージ風のフレームとそのスタイリッシュさで、急成長しているアイ・ウエア(眼鏡)ブランドがあります。Warby Parkerというニューヨークを拠点にした会社ですが、ちょっと変わった販売法と社会貢献活動で、アメリカでは爆発的な支持を集めています。 …
アメリカの非営利団体に「Meals on Wheels」という組織があります。全米5000以上の地域で活動を続けている非常に有名な団体で、貧困や孤独というような状況に置かれた高齢者たちに、温かい食事を届けるというのが彼らのミッション。大手企業が「お金を寄付す…
シアトルにはアマゾンの本社がありますが、その本社が2015年から一日5000本ものバナナを、ひたすら無料で配り続けている話を知る人は、少ないかもしれません。アマゾンは、なぜそんなことを続けているのでしょうか? バナナが繋ぐ、人々が共有できる「場」 …
前回、アメリカの非営利団体の在り方は日本とはかなり異なることを説明し、税法上のルールについて少し解説させていただきました。そことも少し被るのですが、今日は「ガバナンス」にいて説明してみようと思います。 米NPO理事職は、報酬なしの名誉職 前回一…
アメリカで現在、かなりの勢いで視聴者数を伸ばしているインターネットメディアがあります。Cut.comという企業が運営する『Hiho Kids』というもので、昨年末に『BizSeeds』でも紹介しました。その当時の視聴者数は190万人弱だったのですが、それから9ケ月後…
「あなたが一番尊敬している人は誰ですか?」という質問をされたら、間違いなく私はヘンリー・ランドワース氏の名前をあげるでしょう。ホロコーストを生き抜き、移住した先のアメリカでホテル経営者にまでなった彼が歩んだ物語は、私たちに多くのことを投げ…
アメリカでは「社会還元」そのものを、ビジネス商材として取り扱っている企業を最近知って、びっくりしました。「合理的」かつ「社会還元への積極参加」と言う点で、いかにもアメリカらしい発想ですが。なかなか面白い仕組みの事業なので紹介しようと思いま…
移民の国アメリカは、国を構成する人間自体がそもそも多様と言えますが、それに加えて昨今では性の多様性も加わり、一昔前の「普通」という概念がすでに成立しなくなっています。そんな環境で子供を育てていると、様々な形の次世代へのかかわり方があること…
企業の理念と事業姿勢の中に、ジェネラティビティという概念を置き、顧客と企業が一体となって、次世代にプラスの影響を与える「社会還元共有型」コミュニティを構築し、導入する「社会還元共有型マーケティング」。このマーケティングに成功している企業の…
シアトルに拠点を置く『Theo Chocolates』は、オーガニック(有機)のカカオ豆を北米に初めて個人輸入した人物、ジョセフ・ウィニー氏によって設立されたチョコレート会社。全米はもちろん、「世界一、エシカル(倫理的に正しい)な工程で作られるチョコレー…
日本とは異なる非営利団体の運営 「社会貢献」や「社会還元」という言葉からすぐに連想するのは、非営利団体(NPO)の存在でしょう。しかしアメリカの場合、非営利団体の在り方は日本とはかなり異なるようです。一番異なるのは「税法上のルール」と「ガバナン…